「…んっ」


静かな部屋に響く声と水音は私の。


久しぶりのチトセは前と同じ匂いで、前と同じ温度で私を抱く。

でも、前と違うのは私に対して愛がないってこと。



「…はぁっ、あっ…。」


さっきよりも早くなる律動に、おかしくなる頭を必死でまわす。



「チトセっ…」


私の上で少し眉をひそめるチトセ。

そんなチトセがすごく好き。

でもきっと後悔するんだ…。