そんな事を思いながら、ボーっとした様子で朝比奈さん達の姿を見つめる。
すると。
「かっこいいね」
「え?」
「誰かの為にあれだけ一生懸命になれる人、早々いないと思う」
「――」
「昨日の夜も、志穂ちゃんの事おぶってきた朝比奈さん見て、ビックリしちゃった」
「……私も、ビックリした」
「ふふっ、だよね? でも、志穂ちゃんが好きになるのも分かるな~」
「え?」
「上手くは言えないけど、絶対的な安心感があるもんね、朝比奈さんには。この人に任せておけば、きっと何もかも上手くいくって思えちゃう。現に、昨日ここにいた町内のみんなそう思ってたよ」
そう言って、ニコニコ笑うたまちゃんを見て、小さく頷く。
そうだ。
あの人は自分の事よりも、何より相手の事を考えて行動できる人。
そして、決してそれを途中で投げ出したりしない。
強くて、どこまでも優しい人――。
すると。
「かっこいいね」
「え?」
「誰かの為にあれだけ一生懸命になれる人、早々いないと思う」
「――」
「昨日の夜も、志穂ちゃんの事おぶってきた朝比奈さん見て、ビックリしちゃった」
「……私も、ビックリした」
「ふふっ、だよね? でも、志穂ちゃんが好きになるのも分かるな~」
「え?」
「上手くは言えないけど、絶対的な安心感があるもんね、朝比奈さんには。この人に任せておけば、きっと何もかも上手くいくって思えちゃう。現に、昨日ここにいた町内のみんなそう思ってたよ」
そう言って、ニコニコ笑うたまちゃんを見て、小さく頷く。
そうだ。
あの人は自分の事よりも、何より相手の事を考えて行動できる人。
そして、決してそれを途中で投げ出したりしない。
強くて、どこまでも優しい人――。



