守りたい人【完】(番外編完)

その笑い声に安堵の溜息をついて、肩の力を抜く。

ピンと張っていた糸が、ようやく緩まった。

それと同時に、2人に向かって頭を下げる。


「2人とも、ありがとうございます」


きっと、私1人だったらどうしていいか分からず今もあの家にいただろう。

だけど、外の景色を見て思った。

あのまま家にいたら、もしかしたら流されていたかもしれない。

それに、例え避難したとしても私だけじゃここまで辿り着けなかった。


朝比奈さんが、私を担いでくれた。

鍛冶君が、みんなの荷物を持って歩いてくれた。

2人の助けがあったから、ここまで無事に辿り着けた。


感謝の意を表す私を見て、2人は小さく笑った。

そして、あ~動いたら腹減った。という鍛冶君の突拍子もない言葉を聞いて、みんなで笑った。