父は堅実な公務員で、市役所勤務。
母は隣町の大きな病院でナースの仕事をしていた。
のほほんとした性格のわりには、バリバリの仕事人間だった両親。
少なからず尊敬していたのに、こんなにもアッサリと辞めていたなんて……。
「まぁ、第二の人生ってやつだ! 楽しいぞ~近くに畑も作ったから、毎日そこの野菜を収穫してご飯を作ってるんだ」
「今年は何植えようかしらね~」
「トウモロコシなんてどうだ。炭で醤油つけて焼いたら旨そうだ」
「あら、いいわね~」
もう、こうなってしまった2人の暴走は止めらない。
こうと決めたら、テコでも動かない人達だ。
本当にこれで生活できるのか謎だけど、こうなってしまった以上もう取り返しがつかない。
まぁ見た感じ変わりなく生活できているみたいだし、きっと大丈夫なんだろうけど……。
「……分かった。まぁ、2人が楽しいなら、それでいいよ」
溜息交じりでそう言うと、両親は揃って目を輝かせてニコニコ笑った。
というか、私が家の事でとやかく言う権利なんてないし。
この家に帰ってこようとも考えていないんだから、2人の好きなようにすればいいと思った。
なにより、2人とも楽しそうだし。
母は隣町の大きな病院でナースの仕事をしていた。
のほほんとした性格のわりには、バリバリの仕事人間だった両親。
少なからず尊敬していたのに、こんなにもアッサリと辞めていたなんて……。
「まぁ、第二の人生ってやつだ! 楽しいぞ~近くに畑も作ったから、毎日そこの野菜を収穫してご飯を作ってるんだ」
「今年は何植えようかしらね~」
「トウモロコシなんてどうだ。炭で醤油つけて焼いたら旨そうだ」
「あら、いいわね~」
もう、こうなってしまった2人の暴走は止めらない。
こうと決めたら、テコでも動かない人達だ。
本当にこれで生活できるのか謎だけど、こうなってしまった以上もう取り返しがつかない。
まぁ見た感じ変わりなく生活できているみたいだし、きっと大丈夫なんだろうけど……。
「……分かった。まぁ、2人が楽しいなら、それでいいよ」
溜息交じりでそう言うと、両親は揃って目を輝かせてニコニコ笑った。
というか、私が家の事でとやかく言う権利なんてないし。
この家に帰ってこようとも考えていないんだから、2人の好きなようにすればいいと思った。
なにより、2人とも楽しそうだし。



