後は細々した事も、私達が過ごしやすいように提案してくれた。
文句を言うかなと思っていた朝比奈さんも、案外素直に聞き入れている。
「そや、今度時間あれば近所のおばちゃんが畑を間借りさせてくれるらしいから、朝比奈さんも一緒に耕すの手伝って―な」
「あぁ」
「畑ならうちにもありますよ?」
「ここの畑は目一杯使ってるやろ? わざわざスペース開けてもらうの申し訳ないわぁ」
「まぁ……」
「それに、あっちの畑で採れた野菜も食卓に出したら、志穂ちゃんも助かるやろ」
その言葉にコクコク頷く。
スーパーが遠いここでは、基本自給自足。
家の畑で採れる野菜にも限界があるし、素人の私にはこれ以上種類を増やして育てる事は不可能だった。
「っていうか鍛冶君、野菜作るの得意なんですか?」
「いや、初めてや」
「えぇ!?」
「なんや、朝比奈さんが詳しく知ってるみたいやし、力貸してもらうわ」
「そうなんですか?」
「まぁな」
驚いて朝比奈さんの方を向けば、ポリポリと漬物を食べながらコクンと頷いた。
てっきり都会の人間だと思ってたのに、農業に詳しいんだ。
相変わらず、謎に包まれた人だな。
文句を言うかなと思っていた朝比奈さんも、案外素直に聞き入れている。
「そや、今度時間あれば近所のおばちゃんが畑を間借りさせてくれるらしいから、朝比奈さんも一緒に耕すの手伝って―な」
「あぁ」
「畑ならうちにもありますよ?」
「ここの畑は目一杯使ってるやろ? わざわざスペース開けてもらうの申し訳ないわぁ」
「まぁ……」
「それに、あっちの畑で採れた野菜も食卓に出したら、志穂ちゃんも助かるやろ」
その言葉にコクコク頷く。
スーパーが遠いここでは、基本自給自足。
家の畑で採れる野菜にも限界があるし、素人の私にはこれ以上種類を増やして育てる事は不可能だった。
「っていうか鍛冶君、野菜作るの得意なんですか?」
「いや、初めてや」
「えぇ!?」
「なんや、朝比奈さんが詳しく知ってるみたいやし、力貸してもらうわ」
「そうなんですか?」
「まぁな」
驚いて朝比奈さんの方を向けば、ポリポリと漬物を食べながらコクンと頷いた。
てっきり都会の人間だと思ってたのに、農業に詳しいんだ。
相変わらず、謎に包まれた人だな。



