「ほら、見て。この頃の愁桃ってももちゃんより背が低かったのよ?」
2人で横に並んで写っている写真で、わたしのほうが少しだけ背が高い。
どちらかっていうと、わたしのほうが身体が強くて、愁桃は弱いほうだったなぁ。
幼稚園や小学校のときは、体調が悪くなって早退することもあったし、身体弱かったもんなぁ。よくお腹壊してたし。
しかも、見た目がひょろっとしてて、男の子というより女の子に見られがちで、昔わたしのお母さんがふざけて、愁桃の髪を結んでリボンをつけていたのが懐かしい。
その写真もちゃっかりアルバムの中にあった。
そう考えると、今の愁桃はほんとに変わったなぁと思う。
見た目もそうだし、内面も。

