今日は愁桃の家で晩ご飯をご馳走になる予定。

愁桃のお母さんは、わたしのことを自分の娘のように大切にしてくれている。

家族ぐるみで仲がいいから、わたしのお母さんも愁桃のことは可愛がってる。


だから気を使うとかはあまりなくて、自分の家みたいで来やすい。


晩ご飯を食べるため、2人で下のリビングに向かい、席につく。

テーブルにはわたしの好きなものばかりが並んでいた。


「うわ、ももの好物ばっかじゃねーか」

テーブルの料理を見て、愁桃がそう漏らした。

たしかにわたしの好きな卵料理とか、ポテトサラダとか他にもたくさん。


愁桃も愁桃のお母さんもわたしの好き嫌いを把握している。


「今日はね、ももちゃんが来るって聞いてたから、張り切っちゃった!」


鼻歌を歌いながら、ご飯をテーブルに運んでいる姿がとても可愛い。