床を一通り綺麗にし、私は部屋を見回した。
おかしい。一人暮らしにしては、広い。広すぎる。

私は寝室に向かった。
寝室にはダブルベッドがあった。

一人暮らしでダブルベッド使うか?普通、使わないだろう。

寝室のクローゼットに目をつけて、開けた。
女物の服がずらりと並んでいたが、それと同じように男物の服がずらりと並んでいた。

「お姉ちゃん、まさかだけど、私、男と同棲してたとかないよね?」

姉に問い詰めた瞬間、姉は言葉を濁した。

「それは…どうだろう…。」