いつか、君にアリガトウと言えるその日まで

「あ、きたきた。ねえ、あんた、この辺では見かけない顔だね?」

話しかけられたーーーー!
私はしどろもどろになった。

「えっと…あの、東京から来たので、まだこの地形がわからないんです…!」

あまりの緊張で舌を噛んじゃったよ…。

「東京!へぇー!わざわざ遠いところから?」

年齢が私と同じくらいであろう女性は、目を輝かやせた。

「う、うん。それでね、食堂探してるんですけど、近くにないですか?」

き、聞いちゃった。見知らぬ人に聞くの怖いのに。

「あぁ!じゃ、私が働いてる食堂に案内するよ!」

女性は、オートバイを指さして、後ろに乗りなと私を促した。