「もう寝る?」 ビニール袋から出したお茶を差し出しながら私に聞く。 時計は22:10を指している。 「まだ起きてる」 お茶を受け取りながらそう答える。 「そー」 私の答えを聞きながら、ペットボトルに口をつける。 視線はスマホを見たまま、イスに座る。 片肘をついて、スマホをいじり始める。