「どうしたの?」




おばさんはきょとんとした顔で振り返る。





「この荷物って…?」





違うよね



ああ、どうか、違ってください


心の中で必死に願う。








だけど、その願いはむなしくも



「私、今日から夜勤なの。


ごめんね、いきなりで」





神様には届かなかった。