これはきっと恋じゃない。






…懐かしいな


あんな頃もあったんだなあ




自然と笑みがこぼれる。





あの頃に戻りたいな…








「……何してんの、おまえ」





!?



突然聞こえてきた声に現実に引き戻される。





とっさに声のする方を見る。






ベッド脇で寝顔を覗いていたもんだから、思いのほか至近距離でお互いの視線が重なる。






「え、えっと…」





あまりにも突然のことに、頭の回転が追いつかない。