これはきっと恋じゃない。






...え、あれ



なんでそんなに余裕なの



私が起こさなきゃいけない立場なのに...なんか、立場逆じゃない?




「ご、ごめん、急いで着替えてくるから」



それだけ言って、また部屋に戻る。


学校に行くのに必要なものは全部そろっている。



髪を直すのにアイロンとか、メイクポーチとかほんとにぬかりない。


お母さん、すごい。


感心しながら、急いで準備を済ませていく。