里美ちゃんからだ、と気付いて、ポケットにしまう。 いつも放課後は里美ちゃんの仕事が終わるまで待ってから、里美ちゃんの車に乗せてもらっている。 電車には乗りたくないし、お母さんには心配かけたくないから。 でも今日は電車で帰ることになりそうだ。 大体、男の人に慣れるために毎日保健室に来てるんだから、そろそろ一人で帰れるようにならなくちゃ。 いつまでも里美ちゃんに甘えているわけにはいかない。 …もちろん、先輩にも。