綺麗なブルーを描けません

この、すぐ行動できるとこ、好きだな。

待ってって戻って、何が変わったか分からないおしゃれに時間をかけられるとイラつくかも。

外にでる。

習慣的に身を縮めて、ふわっと春を孕んだ風に裏切られる。

「ねえ、それって、いつもしてるよね」

無意識に額を掻いていたらしい。

左手の、ブレスレットが揺れているのが、自分の目に入った。

濃い茶色の、皮のブレスレット。

ああ…

一瞬気を奪われていると、

「江間さんてさ、柚葉さんと出会った後、誰とも付き合ったことないんだよね?」

質問を、重ねられてしまった。