「変わった間取りなんだ。部屋の中にもう一つ部屋がある感じ」
そういわれてみれば、部屋の二方の壁が、部屋の中に存在する。
天井もある。
天井の上が収納スペースになりそうだ。
あたしは、近づいて、中を覗く。
…何にもない。
同じ色の床の空間が、続いてるだけ。
あたしは振り返って、すぐ後ろにいた柚葉さんにぶつかりそうになる。
柚葉さんは、その位置から、静かにあたしを見下ろして、
「…ここ、引っ越してこない?」
無表情だったので、こっちは混乱して、まじまじと柚葉さんを見た。
そおしたら、ちょっと笑ってくれて、
「すっごい狭い部屋じゃん、今のとこ。何か、発狂しそう。…ここだって狭いけど、あれよりはマシかなって。だから、ここ選んだんだけど。引っ越してきて、もらえない?」
あたしはぶつかる距離のまま、
「…二階に、柊も引っ越してくるからさ。…なんか、たまたま空いてて、誘ったんだ。あいつ、独りで遠くに住まれてたら、何か不安で」
おかしい。
本当に、このヒトの方が柊くんのお兄さんみたいだ。
そういわれてみれば、部屋の二方の壁が、部屋の中に存在する。
天井もある。
天井の上が収納スペースになりそうだ。
あたしは、近づいて、中を覗く。
…何にもない。
同じ色の床の空間が、続いてるだけ。
あたしは振り返って、すぐ後ろにいた柚葉さんにぶつかりそうになる。
柚葉さんは、その位置から、静かにあたしを見下ろして、
「…ここ、引っ越してこない?」
無表情だったので、こっちは混乱して、まじまじと柚葉さんを見た。
そおしたら、ちょっと笑ってくれて、
「すっごい狭い部屋じゃん、今のとこ。何か、発狂しそう。…ここだって狭いけど、あれよりはマシかなって。だから、ここ選んだんだけど。引っ越してきて、もらえない?」
あたしはぶつかる距離のまま、
「…二階に、柊も引っ越してくるからさ。…なんか、たまたま空いてて、誘ったんだ。あいつ、独りで遠くに住まれてたら、何か不安で」
おかしい。
本当に、このヒトの方が柊くんのお兄さんみたいだ。

