綺麗なブルーを描けません


「...もうちょっと、ゆっくり飲もうよ」

思惑が、バレないように。

でも、念のため、目も反らす。

「...だな。今日時間制限ないし」

いつもは、あったんだ。

すぐに眠くなるから、あたしは早く飲みはじめて、比較的早く帰ってしまう。

だから、相手があたしだと、許してもらえるのかも。

「それはよかった」

「思う存分健全に落ち込んで」

健全に、か。

落ち込みたいな。

心の中、透明で綺麗な青色で満たしで、もがくんだ。

でも、あたしは綺麗に青色を描けない。

普通に苦痛な綺麗なブルーが、描けない。