ココアよりも君が好き







ぐっと涙を堪え、客へココアを出す






「おまたせいたしました」







「ありがとうございます」








でも…ココアを見ると彼女を思い出す







いつもキラキラした笑顔で


俺に注文してくれた





彼女と話せるのはほとんど、ココアがあってこそだった





だから、ココアがあれば彼女と話せるから。








彼女に出すココアが特別で…



好きだった。












でも、それでも俺は


やっぱり。








ココアよりも、













───────君が好き。