「ほんとのほんとにありがとうございました…!

頑張ってきます!」



「はい、応援しています」




『カランカラン』



最後にそう残して、彼女は帰っていった




…くそ、、





「あーもう!!

俺何してんだよ…!敵に塩送って…」



誰もいない店で叫ぶ




「なんで、俺じゃねぇんだよ…」






でも、…




もし、俺のこの想いが叶わなくても。

彼女が笑いかけるのが俺じゃなくても。




今はまだ、胸が張り裂けそうなくらい苦しいけど





彼女が笑ってくれさえいれば…




それで俺は満足だった