「…もう大丈夫です、ありがとうございました」
どのくらい経ったのか、
突然彼女が言った
「とんでもないです」
とりあえず、泣いて少しは気持ちがスッキリしたかな
「…あの」
「はい、なんですか?」
「店員さんにはどうでもいい話だと思うんです…でも今誰かに聞いて欲しくて…」
「どうでもいい話なんかじゃないです
大切なお客様なんですから」
ウソだ
どうでもいい話なんかじゃないって事は本当だけど、大切な『お客様』なんかじゃない
俺にとっては大切な『好きな人』なんだよ…
「…ありがとうございます…!」
俺の気持ちを知らない彼女はポツリポツリと話し始めた

