ココアよりも君が好き




店につき、彼女を席に座らせ

ココアを淹れる



「どうぞ」



「ありがとう…ございます」



いつもはココアを出した瞬間に

笑顔になる彼女はここにはいない



今日はツイてるのか、そうじゃないのか

1人も客がいない店はとても静かだった




「なんで、泣いてたんですか…?」


そう聞くと、彼女少し体を震わせた



「あ、答えたくなかったら…」





「……です」




「…え、?」



この時は彼女が泣いていた理由を知りたくて、

ただただ必死で


何を言うかなんて想像もしていなかった