そんなメールがあったから


彼女を待つ時間がとても長く感じた





いつもは遅くても
4時半には店を訪れていた彼女




……もう5時近いな。



もしかして今日は用事で来れなくなったのかな




そんな事を考えていた、その時





「…えっ!?」



なんとなく窓の外を見た瞬間

涙を流しながら店の前を通り過ぎていく彼女を見つけた