美『今まで大変な思いをして育ててきた娘に こんな形で裏切られるなんてね…』
『…っ違う!お母さん聞いて!私裏切ってないよ!』
美『あなたの言葉なんて信用出来ないわ!もう娘だなんて思いたくない!』

…グサッときた…啓介さんにされてきた事よりも辛くて悲しい事だった…大好きなお母さんに信じてもらえないなんて…

美『出て行って!今は流未の顔見たくない!』

そう言われたのと同時に私は家を飛び出した!靴も履かずに ただひたすら走った…


いつの間にか駅の近くまで来てたみたいだ…みんな私の方をチラチラ見ては通り過ぎてく…
そりゃそうだよね…泣きじゃくって顔はボロボロだし裸足だし…

そんな中1人の男の子が声をかけてきた。

男『おい!どうした?こんな時間に何やってんだよ!』
そう言って腕を掴んでこようとされ とっさに体が拒否反応を起して
『イヤ!触らないで!』

捕まれそうになった手を払った…その時目眩がして意識が飛んでしまった…

男『…ちょ…おい!』
うっすらと男の子の声を聞きながら…