ある日学校から帰ると何故かお母さんが既に帰っていた。

『ただいま。お母さん今日は早いね?どうかしたの?』
美『流未…おかえり…ちょっと体調悪くて…』
『えっ?大丈夫?』

慌てて駆け寄った。

美『大丈夫よ…最近あまり眠れてなくて…』
『どうしたの?』
美『あのね…』

お母さんはポツポツと話出した。

美『…啓介さん浮気してるかもしれないの…』
『…!?』
美『前から薄々分かってたのよ…私を抱いた後 必ず何処かへ行くのよ…きっと別の人を抱いてるんだと思うの…』

なんて言ったらいいのか分からなかった…ただ 黙って聞くしかなかった…

美『私には啓介さんしか居ないのに…あの人は そうじゃない!』
『………』
美『でも いいのよ…最後には私の元へ帰って来て 愛してると言ってくれるもの…』
『…お母さん…』