それから電車に揺られて15分程で目的地へ着いた。
華『さぁー!食べるよぉ』
『うん!いっぱい食べようね!』
しっかり元を取るんだ!と2人して意気込んだものの5個でダウンしてしまった…
『以外と食べれないもんだね…』
華『そうだね…私ケーキ好きだから もっといけると思ってたのにぃ…』
『私も!』
お互い顔を見合って笑った。
それから少し雑貨屋さんなどを見て回って帰る事にした。
華『じゃあまた月曜日!学校でね』
『またね!バイバイ!』
そうして別れた。
『ただいまぁ』
美『おかえり!楽しかった?』
『うん!とっても!ケーキも美味しかったよ☆』
美『そう…良かったわね…いいわね流未は楽しい事がいっぱいで…お母さんは啓介さんが居なくて寂しい思いをしてるのに…』
『えっ?』
美『…ううん…何でもないのよ!忘れてちょうだい。
明日には啓介さん帰ってくるんだもんね!
さっ!ご飯にしましょ!』
明日…帰ってくる…その言葉が私の体を震え上がらせた。
嫌だ…怖い…でもお母さんにバレないように振る舞わないと…
『お母さん手伝うよ…』
美『ありがとう』
でもこの時に気付くべきだったんだ お母さんの様子がおかしくなって行ってるって事に…

