「良かったねぇ深澤!約1年間の片思いが実って!」


ニヤニヤと深澤を冷やかす愛奈を横目に


「うっせぇ…」


と深澤はボソッと呟いた…



「ところでオレのコトは、名前で呼んでくんねぇの?」


『えっと…』


恥ずかしんですけどぉ…

でも勇気を振り絞って



『祥平…』


小声ながらも そう呼んでみた…



「…っ…想像以上…やべ…」



祥平が照れているのを見て私はさらに照れた…



「はいはい ごちそーさん!」


『もう!愛奈からかわないでよぉ!』


そんなこんな してる内にチャイムが鳴った



席が隣同士の私と祥平は、授業中何度も目が合い なんだかとてもドキドキした。