そこへ啓介さんが帰ってきた

啓『ただいまぁ…なんだ流未ちゃんも居たのか…リビングに居るなんて珍しいね』
そうなのだ最近は啓介さんから逃げるように自室に篭っていたから…
明日から出張と聞いて浮かれ過ぎてたのかもしれない…

『もぅ部屋に戻るから…おやすみなさい。』
美『おやすみ』
啓『おやすみ…』
一瞬、啓介さんがニヤっと笑った気がしたけど考えないように部屋へと急いだ…
どうせ後でまた抱かれるというのに…
逃げても無駄なのに…
いつまでこの生活を続けなくちゃいけないのだろう…
私の心と身体は限界に近かった…

そして、悪魔の時間はやってきた。
啓『そんなにオレに抱かれたかったの?ククっ』
気味の悪い笑みを浮かべながら私に近づいた。

『別にそんなんじゃないです…』
啓『まだ敬語なの?よそよそしいね!深い関係なのに』
『もぅ辞めて下さい!お母さんにも悪いと思わないんですか?』
啓『うるさいんだよ!』
パシン!! また叩かれた…結局言うなりにならないと いけないんだね…とりあえず今日ガマンすれば明日から1週間は自由だ!
そう思い ただ時間が過ぎるのを待った…