学校帰りそのままスーパーに寄って家につくと何故かお母さんが居て、大きめのカバンに荷物を詰めていた。

美『あ!流未おかえり!』
『ただいま…何してるの?』
美『明日から啓介さん1週間の急な出張入っちゃったみたいで早退させてもらって荷造りしてるのよ!』

1週間の出張…正直嬉しいと思った…なんならこのまま帰って来なければいいのにとさえ…
部屋へ荷物を置いて着替えてからキッチンに向かい晩ご飯の支度を始めた…
思わず鼻歌でも歌いそうになった…それ程浮かれていたのだ…

『お母さん!ご飯出来たよ?』
美『ありがとう!じゃあ先に食べちゃいましょ!』
2人だけの食卓なんて何ヶ月ぶりだろ…こんな些細な事が幸せに思う…それ程私の心は落ちていたんだ…

『ご馳走さま。お風呂洗ってくるね!』
美『ありがとう。じゃあ お母さんは洗い物しておくね』
『うん!ありがとう』

お風呂掃除も終わりその後入浴も済ませた私はリビングでくつろいでいた。