私は無事 御堂高校(みどうこうこう)に入学する事が出来た。
啓介さんに殴られながら抱かれる日々は変わらないケドそれでも『ガキが出来たらメンドーだ!』と言って何があっても避妊してくれるコトだけが救いだった…

1年F組の教室に足を踏み入れるとクラスメイトの多川華純(たがわ かすみ)ちゃんが声をかけてくれた。

華『堀田さん!おはよう☀』
『おはよう』

未だに堀田と言う苗字に慣れない自分が居る…
あの人の名前だと思うと余計に…

華『堀田さん、どうしたの?ぼぉっとして…』
『えっ…ううん…なんでもないよ心配してくれて ありがとう』
笑顔を向けると多川さんも微笑んでくれた。

華『ねぇ前から思ってたんだけど、堀田さんのコト流未って呼んでもいい?』
急にそんなコトを聞かれた。
『うん!もちろんいいよ!むしろその方が嬉しい☆』
華『ホント?良かったぁ♪ じゃあ私のコトも華純って呼んでね!』
私は笑顔で頷いた。