彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)




「わはははは!凛助、年上が好きなんだってなぁー!?惚れたのかぁ~!?」

「浮気はやめておけ、凛道。」

「高千穂達には内緒にするから、ここで本音を語ってみようか、凛たん?」

「な、何を言ってるんですか!?僕は~~~他に好きな人がいるので、違いますからね!」



赤い顔の瑞希お兄ちゃんを気にしつつ言ったのだが・・・



「あら~それって、高千穂ちゃんのことかしら?」

「なぜ、カンナさんが出てくるんですか!?」

「馬鹿者。小林涼子ではないのか?」

「獅子島さんまで!」

「わははは!大穴で、一之瀬ますみだろう!?」

「百鬼さんも!」

「それとも、探偵のお姉さんがいいのかな、凛たんは?」

「烈司さん!」

「わはははは!健全な男が、美人とエロいホテルに泊まって何もないわけないだろう~!?しゃべっちまえって!」


「だ、だから違うと~~~~!!」

(・・・言ってもきりがないか。)




瑞希お兄ちゃんがどこまで話てるか知らないけど、これ以上の弁解は難しそう。

なので、



「――――――――僕!!追加のお肉を持ってきます!」



逃げよう。



〔★凛は現場から離れた★〕



空の肉皿を持って、素早く室内に向かう。



「あ、凛!?」

「逃げちゃったな~凛たん。」

「憎らしいけど可愛い~愛しい~好き~」

「今日のところはこれぐらいにしておいてやるか。」

「わはははは!」



好き勝手言っている先輩方に、顔が熱くなる。

悪趣味ですよ!

瑞希お兄ちゃんの前で、女装した瑞希お兄ちゃんのことを聞くなんて!

私が、鈴音ミク=真田瑞希って知らないと思って!

知らないと・・・



「それにしても・・・」



(まさか、女装した瑞希お兄ちゃんにお目にかかれるとは・・・)



モニカちゃんのお化粧が上手なんだと思うけど・・・キレイだったな。

元が良いから、あんなに素敵に仕上がるんだんだろうなぁ。

同性を悩殺するスキル、女性の姿で戦う時のあの可憐さ、単車の頃がし方に、私を慰めてくれる優しさ・・・



(完璧でした・・・ミクお姉さんに変身した瑞希お兄ちゃん♪)



「また会えないかな・・・」

「誰にだ?」

「瑞希お兄ちゃん!?」




振り向けば、私の背後に好きな人がいた。