彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)






「ところで凛ちゃん。MESSIAHを捕まえた時、キレイなお姉さんと一緒になったのよね?」

「え?」

「ぶっ!?」



モニカちゃんの問いかけに、私は固まり、瑞希お兄ちゃんは食べ物を詰まらせる。



「大人の女性だったらしいけどォ~どんな人?」

「え、ええ・・・えーと・・・」



知ってるのに何で聞くの!?と思ったけど、モニカちゃんの顔がにやけていたのでからかっているのだとわかった。

だから、墓穴を掘らないように言葉を選びながら答えた。



「い・・・家出っ子達を探すため、働いていた女性の探偵さんです。」

「ふーん・・・それだけ?」

「え?」

「ラブホテルなんか行って・・・モニカちゃん妬いちゃいそうなんだけど!?」

「何で知ってるんですか!?」

「だってお友達だもーん♪」

「ええ!?」

「コラ!」



笑うモニカちゃんに怒鳴る瑞希お兄ちゃんと驚く私。

そういう設定!?と思ったけど、瑞希お兄ちゃんの態度を見て、モニカちゃんがこの場の雰囲気で言いだしたことだとわかった。



(そうじゃなきゃ、さっき丸山さんが謝罪したがってるって話になった時に、教えてくれてるはずだもん!)



〔★オネェは気紛れだ★〕



「凛ちゃん、悪い子ね~?未成年がラブホテルに行ったの~?」

「ご、誤解です!雨宿りしただけで、なにもありません!お友達なら、ミクさんから聞いてますよね!?」

「どうだったかなぁー?」

「モニカっ!!」



楽しそうに話すお姉さんと、真っ赤になる瑞希お兄ちゃん。

その様子をニヤニヤしながら見る他の先輩達。