彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)




「人の心配もいいけど、もっと自分の心配をしろよ、凛!」

「僕、ですか?」

「わはははは!この辺りじゃ、龍星軍4代目が元JAGUARのボスと一緒にMESSIAHをつぶしたって思われてんだぞ~!?ケンカ売りに来る奴らが増えるだろうぜ!」

「ええ!?」



骨付きカルビを、骨ごとかじる百鬼の姿も言葉も衝撃だった。



「嘘でしょう、瑞希お兄ちゃん!?」

「テメーそこは百鬼さんだろう!?凛助この野郎!!」

「凛、皇助に聞いてやれ。」

「わかりました。では・・・・嘘でしょう、百鬼さん!?」

「マジでいい根性してるな、この小動物め!」



瑞希お兄ちゃんの指示で言い直せば、サザエの殻を手で砕きながら言った。



「MESSIAHのことがニュースになっちまったから、宣伝効果で知れ渡ってんぞ!ここ数日、家の周りを他県ナンバーの単車と改造車がちょろちょろしてやがる!」

「困りますよ!それって、監視されてるってことですか!?」

「メインは、現役の龍星軍メンバーのチェックだろうな。もちろん、凛たんへの注目は高いと思うぜ?」

「僕、見張られてるんですか!?」



それは困る!

万が一、ロッカーで着替えてるところを見られたら!

ヤマトのマンションを張りこまれ、菅原凛の姿を見られたら!



(せっかく、瑞希お兄ちゃんと良い感じになってきたのに~!このタイミングでばれるのは困る!)



〔★良い感じなら、バレた方が良い気がする★〕




私は喧嘩することも、最強のヤンキーになることも望んでない!

瑞希お兄ちゃんと親密になれればいいだけなのよ!?

それなのに・・・



「これ以上変な人にからまれたら・・・」



(瑞希お兄ちゃんとの時間がなくなってしまう!)



〔★凛のラブストーリーがピンチだ★〕