彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)




「多分シゲ先生は・・・歯を見ることで『凛の親子関係』を確かめたかったんだろう。」

「はい・・・?」



(歯を見て親子関係??)




「どういうことです・・・?」

「迷信ぽいところもあるんだけどな・・・歯並びが悪い子は、あまり親から大事にされてないって割合が多いんだよ。」

「え?」

「凛さ、シゲ先生に親のことを離したりしたか?その・・・上手くいってないとか?」

「言いませんよ!ただ、両親に怪我したことは言ってないし、バレてないとは言いましたが!」

「バレてない!?」




私の話に、ギョッとするような表情になる瑞希お兄ちゃん。




「凛の怪我、親にバレてないのか!?」

「はい!」

「『はい!』って・・・凛は両手と片足に包帯を巻いてるんだぞ!?」

「普通、気づかねぇ?それがわからない親って・・・」

「凛ちゃん、ご両親と過ごす時間はないの?顔を合わせることがほとんどないだけよね?」

「いいえ?朝昼晩と顔を合わせて、一緒にご飯も食べますよ?」

「それなのに気づいとらんと言うのか?単に、凛道がバレてないと思ってるだけじゃないか?」

「それは絶対にないです。バレていたら追及されます!それがないのは、僕がばっちり偽装してるからですよ!」

「おいおい、偽装っつーてもガキのすることだから限度あるだろう!?凛助、ちゃんと会話してんのか!?」

「してますよ。勉強さえ、学校の成績が良ければうるさく言いません。その確認をいつもしてきますから。」

「凛・・・!」





自信満々に言えば、瑞希お兄ちゃんの表情が変わる。