彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)




「あ、いえ・・・・怒りのあまり、つい・・・・皇太子のこと最低発言、言いまくっちゃいましたですけど――――――・・・・・やめましょう!これ以上言えば、名誉棄損で訴えられます!」

「訴える奴が、この場にいればな。」

「お兄ちゃん!?」

「8月31日は、イギリス国内では奴らの悪口で酒を飲むって聞いたぜ?パクられるなら、そいつらがぶち込まれた後だろう。」

「烈司さん・・・」

「そもそも我々は、1人の女性を死に追いやった不倫問題を『題材にして論じているだけ』であって、名誉棄損に該当することはない。あの男も・・・イギリスならば、『不倫は文化』発言をしても、叩かれることはなかっただろうに・・・」

「し、獅子島さん・・・・」

「わははは!一夫多妻の国でもなっ!!」

「・・・・百鬼さん。」



冷静に切り返す彼らを見て思う。

本当に肝が据わっている、と。



「わかりました。わかりましたけど・・・途中から話が脱線してます。もうこの話題から離れましょうよ。菓子パンが食べられなくなります。」

「うんうん、凛たんの言う通り、どろどろの恋愛はおしまい、おしま~い。」

「だが、これだけは言っておくぞ、凛道。モニカの前では、皇太子夫婦はあだ名で呼べ。最近、皇太子はどうでもいいらしいから、あだ名で呼ばんでも構わん。しかし、妻の方は未来永劫ダメだ。勘兵衛モードにしたくなかったら・・・わかっているな?」

「わ、わかりました・・・」

「わははは!凛助も気をつけろよぉ~!いくら好きだからって、瑞希お兄ちゃんのタンポンになりたいっていうなよー!?」




・・・え?

(タン・・・?)



「だっから、誰が女―――――――!」





ブチッ。





「―――――――言うわけねぇだろうぉ!!?」










茶化してきた百鬼に、我を忘れてマジギレした。