「周りがあれこれ言っても、知ってるのは本人達だけだ。やましい心があったのなら、くたばってから神様がさばいてくれるだろう。」
「そうですが・・・不幸な結婚になったことに、変わりはないじゃないですか?」
「そうともいえないぜ、凛。」
「お兄ちゃん?」
「あの2人が結婚したから、良い息子2人が誕生して、可愛い孫達がいるわけじゃねぇか?」
「あ、そっか!」
「とはいえ、本気で愛する相手は一生に1人だけ!よく見極めて、マジになれる相手を見つけるんだぞ!?」
「もちろんです!!愛をささげるのは1人だけです!!」
(瑞希お兄ちゃん、あなた以外はいませんから!だからいつか、私と夫婦に・・・・!)
〔★瑞希にマジになってもらわないと無理だ★〕
「まあ、パンツも菓子パンに2回もプロポーズを断られ、他の男と結婚して、その男の子供を産んだ菓子パンを見て、またプロポーズするあきらめの悪さだからなぁ~それなら皇太子の立場を捨てて一緒になれってんだよ!」
「え!?プロポーズを断られたのに、人妻になってからもプロポーズしたんですか!?危なくないですか!?菓子パンさん、ストーカーされてたんですか!?」
瑞希お兄ちゃんの事件を思い出してゾッとする。
これに対して、被害者本人はあきれ顔で言い放つ。
「それは100%まったくねぇーよ!つーか、王家の事情って奴だよな、伊織?」
「当時は古風だったからな。王室の花嫁になる条件の1つに、男性との性交渉未経験者の女性とある。それを証明できないと無理なのだ。」
「え・・・?」
「なによりも、女王陛下夫婦を筆頭に王室関係者がパンツと菓子パンの結婚に猛反対した。」
「結果的には結婚したのにな~?ああ、再婚か?最初から結婚してれば、世界のダイアナ様が悲惨な死に方しなかったんだが・・・いや、そうなると瑞希の言うように、良質な息子は生まれなかったから困るか?」
「フン、くだらん!どちらにせよ、皇太子は結婚できんとわかっていたのに、無意味なプロポーズをし続け、菓子パンとの関係を続行したのだ。」
「わははは!だから、女王陛下夫婦公認の愛人になったってわけよっ!!そうなりゃ、あとは花嫁探しだろう~!?」
「それでダイアナさんが!?てか、菓子パン・・・結婚してるなら、不倫になりませんか!?女王陛下は許したんですか!?」
人妻相手に求愛していることを指摘すれば、ため息交じりに獅子島さんが教えてくれた。


