「はははは!は・・・あ~・・・ないこともないけどよ~」
「あるんですね、瑞希お兄ちゃん!?」
「あ~・・・・あんまり言いたくはないんだが・・・・・」
瑞希お兄ちゃんが気まずそうにする時点で止めるべきだったが・・・・
「えーと、そのな、あれ、あの・・・」
「なんですか、お兄ちゃん!?」
「だから・・・俺らが使うことはないんだが、その、うん・・・・」
「ハッキリ言って下さい!!」
瑞希お兄ちゃんらしくない歯切れの悪さ。
悪いと思いつつも、強い口調で聞いたら教えてくれた。
「・・・・・・・生理用品の話。」
「・・・・・・・・はい?」
「だ、だから~・・・・君の生理用品になりたいって、言ってたらしいんだパンツのじいさんは!」
「はああ!?な・・・なんですか、それ!?」
(聞かなきゃよかった!!)
気づいた時には、やっぱり手遅れ。
思わずイヤ~な顔をすれば、それを見て瑞希お兄ちゃんが顔を赤くする。
「な、なんだよ!聞きたがったのは凛だろう!?これ以上は言わないからな!」
「そ、そうして下さい!僕もそれ以上の話は、聞きたく~!」
「わははは!ただしく教えろよぉ~瑞希っ♪!!」
照れ合う私達の間に、野獣が割り込んでくる。
モジモジしてる瑞希お兄ちゃんの背中をバン!と、叩くと下ネタ大好きな百鬼が言った。
「実際は、『君のタンポンになりた~い~♪』ってラブコールして、喜ばせたんだろうが!!他の野郎が言った言葉に、なに照れてんだか!」
「タンポン・・・・?」
「馬鹿!!皇助っ!!」
「あーあ、言っちゃった~」
「子供には刺激が強すぎると言うのに・・・」
大慌てで私の耳をふさぐ瑞希お兄ちゃんと、困った顔をする烈司さんと、不愉快な顔をする獅子島さんが視界に映る。
(タンポンって・・・え?生理用品のタンポン・・・!?)
理解した瞬間、ゾゾゾーと全身に鳥肌が立った。
無意識のうちに叫んでいた。
「キモっ!!!普通にキモ!!気持ち悪いっ!!」
一瞬、男子設定を忘れてしまった。
「うわぁ~やだやだ!気持ち悪い!言う方も、言われて喜ぶ方もキモすぎる!!」
「はぁー・・・・そうだろう?だから、タンポンじゃなくてパンツなんだ。」
鳥肌が止まらない私をハグしながら、よしよしとなだめてくれる瑞希お兄ちゃん。
おかげで、乱れた心が落ち着きを取り戻していく。
〔★瑞希のハグ、鎮静作用があった★〕


