彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)




「そんな、気を遣わなくてもいいのに・・・・」



あれもこれもしてもらって、食べさせてもらって悪いな。

そう思った時―――――



「凛。」

「凛たん。」

「凛道。」

「わははは!凛助~!」



突然、男4人が私に顔を近づける。



「な、なんですか!?」

「凛・・・モニカを勘兵衛と呼ぶなってのは覚えてるな?」

「は、はい、瑞希お兄ちゃん。」

「じゃあ凛たんさ、プリンセス・ダイアナスキーのモニカの前で言ったらだめな名前もわかるな?」

「え?ダメな、名前??」

「俺達より年下の凛道が、元夫で皇太子の愛人にして、今の妻である女の名前を知るわけないだろう。」

「あ、愛人が、今の奥さん!?」

「わはははは~!愛人から正妻に下克上だぜ~!ぐぐれよ!」

「教えてくれないんですか!?」

「「「「モニカに聞えたら困る。」」」」

「そんな、みなさん・・・・」



〔★ネットに丸投げされた★〕



中途半端な警告だと思いながら、わずかな情報でググってみる。

検索して出てきた記事を読む。




(うわ・・・!ダイアナさん、かわいそう!!)




男と女は難しいとあるけど、これはひどい!

このことを知った自分は、今まで何も知らなかった、キレイだったあのころには帰れないと思うぐらいひどい。



「わかったか、凛?」

「・・・わかりました。ドロドロしてますね・・・」

「とりあえず、どうしても言わなきゃダメな時は、今の妻のことを菓子パンって言うんだぞ?」

「菓子パン??」

「あだ名だ。」


あだ名って・・・・


「なんで、菓子パンなんですか?今の奥さんの好物ですか?」

「知らねぇし、興味もねぇよ。ただな・・・菓子パンにしたのには理由がある。」

「と言いますと?」



私の問いに、瑞希お兄ちゃんは説明してくれた。