「そんな、気を遣わなくてもいいのに・・・・」
あれもこれもしてもらって、食べさせてもらって悪いな。
そう思った時―――――
「凛。」
「凛たん。」
「凛道。」
「わははは!凛助~!」
突然、男4人が私に顔を近づける。
「な、なんですか!?」
「凛・・・モニカを勘兵衛と呼ぶなってのは覚えてるな?」
「は、はい、瑞希お兄ちゃん。」
「じゃあ凛たんさ、プリンセス・ダイアナスキーのモニカの前で言ったらだめな名前もわかるな?」
「え?ダメな、名前??」
「俺達より年下の凛道が、元夫で皇太子の愛人にして、今の妻である女の名前を知るわけないだろう。」
「あ、愛人が、今の奥さん!?」
「わはははは~!愛人から正妻に下克上だぜ~!ぐぐれよ!」
「教えてくれないんですか!?」
「「「「モニカに聞えたら困る。」」」」
「そんな、みなさん・・・・」
〔★ネットに丸投げされた★〕
中途半端な警告だと思いながら、わずかな情報でググってみる。
検索して出てきた記事を読む。
(うわ・・・!ダイアナさん、かわいそう!!)
男と女は難しいとあるけど、これはひどい!
このことを知った自分は、今まで何も知らなかった、キレイだったあのころには帰れないと思うぐらいひどい。
「わかったか、凛?」
「・・・わかりました。ドロドロしてますね・・・」
「とりあえず、どうしても言わなきゃダメな時は、今の妻のことを菓子パンって言うんだぞ?」
「菓子パン??」
「あだ名だ。」
あだ名って・・・・
「なんで、菓子パンなんですか?今の奥さんの好物ですか?」
「知らねぇし、興味もねぇよ。ただな・・・菓子パンにしたのには理由がある。」
「と言いますと?」
私の問いに、瑞希お兄ちゃんは説明してくれた。


