彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)




「わははは!もうデザートかよ!?」



そこへ、コテージパイを抱えた百鬼が返ってきた。

数人分ありそうな器の中身が半分になっていた。

いろいろ思うことはあったけど、とりあえず火傷とは無縁そうだ。



「皇助!座って食べなさいよ!あんたの分もあるから!」

「けど、まずは凛たんだろう?」

「先に凛道に食わせてからだ。」

「つーか、皇助!凛が今食ってる分を取るなよ!?」

「過保護かよ、オメーら!!」



私をガードしてくれる瑞希お兄ちゃん達に、申し訳なくなる。

瑞希お兄ちゃんに対しては、もっとくっついてほしいと思うけど。



「じゃあ、最後の料理の紹介ね。ラストの4皿目は、キャサリン妃もモニカちゃんも大好きなデザート、『スティッキー・トフィー・プディング』よん♪」



出てきたのは、ソースの海にたたずむプリン型のケーキ。

頂上にはホイップクリームがのっており、キレイなミントがそえてあった。



「わぁ~可愛くて美味しそう~!」

「美味しいわよぉ~ダイアナ妃お気に入りの作り方で作ったんだから!つまり、ダイアナレシピね!」

「その作り方も・・・」

「電子ネットでアクセスできるわよぉ~♪はい、あーん♪」

「自分で食べます。」



笑顔でお断りを入れてから、フォークを使って自分で口の中に入れる。



「美味しい!」

「つれなぁーい!」



ご機嫌な私と不機嫌なモニカちゃん。



「蒸しパンみたいで、生地にしみてる温かいソースも美味しい!ホイップクリームとよく合いますね!モニカちゃん、本当に女子力高いですよ♪」

「ありがと~♪アイスともあうわよ♪」



そう言った時、モニカちゃんの機嫌は直っていた。



「凛ちゃんのために用意したお取り寄せのアイス、もうちょっと後で出そうと思ったけど~持ってきてあげるわ!待っててね?」

「え?モニカちゃん!?」



私の頭をなでなですると、スキップでお店のキッチンへと入って行った。