「わははは!もうデザートかよ!?」
そこへ、コテージパイを抱えた百鬼が返ってきた。
数人分ありそうな器の中身が半分になっていた。
いろいろ思うことはあったけど、とりあえず火傷とは無縁そうだ。
「皇助!座って食べなさいよ!あんたの分もあるから!」
「けど、まずは凛たんだろう?」
「先に凛道に食わせてからだ。」
「つーか、皇助!凛が今食ってる分を取るなよ!?」
「過保護かよ、オメーら!!」
私をガードしてくれる瑞希お兄ちゃん達に、申し訳なくなる。
瑞希お兄ちゃんに対しては、もっとくっついてほしいと思うけど。
「じゃあ、最後の料理の紹介ね。ラストの4皿目は、キャサリン妃もモニカちゃんも大好きなデザート、『スティッキー・トフィー・プディング』よん♪」
出てきたのは、ソースの海にたたずむプリン型のケーキ。
頂上にはホイップクリームがのっており、キレイなミントがそえてあった。
「わぁ~可愛くて美味しそう~!」
「美味しいわよぉ~ダイアナ妃お気に入りの作り方で作ったんだから!つまり、ダイアナレシピね!」
「その作り方も・・・」
「電子ネットでアクセスできるわよぉ~♪はい、あーん♪」
「自分で食べます。」
笑顔でお断りを入れてから、フォークを使って自分で口の中に入れる。
「美味しい!」
「つれなぁーい!」
ご機嫌な私と不機嫌なモニカちゃん。
「蒸しパンみたいで、生地にしみてる温かいソースも美味しい!ホイップクリームとよく合いますね!モニカちゃん、本当に女子力高いですよ♪」
「ありがと~♪アイスともあうわよ♪」
そう言った時、モニカちゃんの機嫌は直っていた。
「凛ちゃんのために用意したお取り寄せのアイス、もうちょっと後で出そうと思ったけど~持ってきてあげるわ!待っててね?」
「え?モニカちゃん!?」
私の頭をなでなですると、スキップでお店のキッチンへと入って行った。


