「凛の奴、言うことがキツイな・・・」
「凛たん的には、無自覚じゃねぇ?」
「天然最強だわ♪しかも、今はドSぅ~!あぁん、感じちゃう!」
「女慣れしとるのか、しとらんのか、時々わからなくなるな。」
「わはははは!もっとやれ、一之瀬妹!」
「あおらないでくださいよ!」
完全に他人事として眺めるお兄ちゃん達に・・・エールを送ってくる百鬼を注意する。
その後で、原因である相手も怒った。
「ますみちゃん、それぐらいにして下さい。悪いけど、僕も仕事中だから、もう帰っ~」
「やだやだ!あと2つ、ううん、3つ!3つ、プレゼント買ってくれなきゃ許さない!」
「タコ焼きと、お好み焼きと、タイ焼きでいいですか?」
「何で全部粉もの!?お祭りの屋台じゃなくても買えるじゃん!?」
「じゃあ、電球ソーダと、揚げアイスと、アンズ飴にしますね。」
「食べ物以外にしてよ!アクセサリーよ、アクセサリー!」
「え?光るブレスレットとかですか?あれなら、夜道を歩く時の防犯グッズにもなりますね。」
「色気ないわねぇ!ガキのおもちゃはいらないのよ!女の子が喜ぶ贈り物にしてって言ってるの!」
「女の子が喜ぶもの・・・」
「そうよ!」
ますみちゃんにそう言われたので・・・
「なにがいいですか、涼子ちゃん?」
「え!?私に聞くんですか!?」
「何でその子に聞くのよ!」
身近な女の子に聞いた。
〔★凛の女子力は低かった★〕
「いや、女の子の意見を参考にしたかったので。」
「ますみに聞いてよ!指輪買ってよ、ゆーびーわー!」
「3つもいらないでしょう?」
「プロポーズ指輪と、婚約指輪と、結婚指輪の3つがいるの!」
「え?プロポーズと婚約指輪って、意味は同じじゃないですか?ねぇ、涼子ちゃん?」
「え!?わ、私に聞かれても・・・」
「だから、なんでその女に聞くの!?」
「いや、女の子の意見を・・・」
「それはもういいからっ!」
〔★凛のボケ、ますみはイライラしている★〕


