彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)




「ぷっくっくっくっ!ペンギン!くっくっくっ・・・!」

「伊織が笑った。あの伊織が笑うとか・・・超大ウケじゃねぇか。」

「てか、あたしもチョー気になるぅ~!」

「わはははは!詳しく聞かせろや。瑞希!」



(そうなるよな・・・・!)



案の定、奴らはペンギンについて要求してきた。

話を止めるはずが、話のネタを提供しちまったらしい。

それでもなんとか、かわそうと試みるのだが・・・



「ぬ、濡れたから、着替えただけだ!」

「はははは!ペンギンに!?どんな着がえだよ!?」

「うっせぇ!ドン・キホーテで売ってる着ぐるみだ!」

「くっくっくっ!瑞希・・・凛道のペンギン姿が・・・ぶくくく!見たかったのか・・・!?」

「俺じゃねぇ!凛の意志だ!」

「なに!?つまり凛たんが、自分で選んだのか?」

「やだ、可愛い!萌えるわ~♪ねぇ、凛ちゃんの写真は!?インスタした!?」

「撮るわけないだろう!?」

「くっくっ!使えん奴だ・・・ペンギンを撮影せんなど、もったいない・・・!」

「ほしいのか、伊織!?」

「ブフォ!くく・・・・脅しに使える。」

「あったとしても、お前にだけはやらねぇ!」

「わはははは!」



ますます興味を持たれ、食いついてくるツレ達。

それは凛だけでは、終わらなかった。



「瑞希は、なにを着たんだよ?」

「お、俺は別に・・・」

「スリップ入りのチャイナか!?わははは!」

「え~絶対領域がポイントのミニスカメイド服が可愛いじゃない?」

「AKB的な服だろう。微妙にパンチラしないじゃないか。」

「俺は断然、キャビンアテンドントだな。」

「何で下半身が無防備なもんばっかりあげんだよ!?俺も着ぐるみだ、馬―鹿!!」

「「「「どんな?」」」」



(しまった!)



スムーズに誘導尋問され、自爆してしまった自分に後悔する。

つーても、口にした以上、もうごまかしは聞かない。