「ねえ、みーちゃん。凛ちゃんとは、どこで一晩を過ごしたの?」
「あ?」
モニカから振られた質問は、答えにくい内容だった。
てか、答えたくない。
(いくらツレでも、馬鹿正直に言うこともねぇだろう・・・)
ばつの悪さもあったので、はぐらかす感じで答えた。
「どこって・・・バイクで流しただけでー」
「雨の中を?」
「パトがうるさかったんだよ!」
「わはははは!だから、ホテルに行ったのかぁ~?」
「なっ!?」
言ったのは、ニンマリ顔の烈司。
「な、なに言って~!」
「「「「誤魔化すなよ~」」」」
声をそろえて言うダチを見れば、全員が似たような顔で俺を見てた。
「瑞希、凛たんとホテルにいたんだろう~?ラ・ブ・ホ・テ・ル、に?」
「いや~ん!それを言うなら、ミクお姉ちゃんと凛ちゃんでしょう~!?ご宿泊を選択したのよねぇ?」
「さすが、女探偵ミクだ。未成年をラブホテルにエスコートできるとは。」
「わはははは!凛助とラブホテルで合体したのか!?言ってくれれば、ラブホの割引券やったのによぉ~!」
「いらねぇーよ!つーか、入ったの知ってるなら聞くな!!」
隠して損したと思っていれば、奴らは俺の方へと押し寄せてきた。
「わはははは!凛助を男にしてきたのかーミクちゃんよ!?襲ったのかー!?」
「襲うかよ!」
「ならば、クソ真面目に性教育か?冷蔵庫とアダルト系のおもちゃ箱を、間違えて開けたりしなかっただろうな?」
「間違えてたけど、気づいてねぇーよ!」
「とりあえず、同じベッドで寝てるよな~?瑞希で抱き枕にして、ミクでも凛たんを抱き枕にしたか~」
「ば、馬鹿言ってんじゃねぇぞコラ!」
「怪しいわ!それだけで済むはずないわ!良いムードになったんじゃないの!?」
「ペンギン相手になるか!」
「「「ペンギン?」」」
「ブフォ!?・・・く、詳しく教えろ、瑞希・・・!」
俺の返事に伊織が噴き出す。
「り、凛道がペン・・・くっ!くくく!くっははははは!」
「だ、大丈夫か、伊織!?」
鉄仮面ともいえる男の大爆笑。
つまり伊織の犠牲は、他の奴らの好奇心を刺激する内容を意味していた。
〔★瑞希のペンギン攻撃、伊織は腹筋にダメージを受けた★〕


