彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)




「警察はどうしてる?」

「被害者の少女はもちろん、現行犯だったのでうまくパクれたらしい。バラさんが手を焼いた客共も逮捕出来たようだ。」

「ちゃんと仕事してるらしいぜ。」

「バラさん怒ってるらしいけどぉ~」

「わはははは!逮捕の手助けしてやったのにかぁ~」

「自分のいないところで解決されたらムカつくだろう。」



そう、あの事件の時、バラさんはいなかった。



「鉢合わせすると面倒だから、バラさんが休みの日にしたからな・・・。」

「「「「そうそう。」」」」



(自分が非番の日に、MESSIAHがお縄になるってどんな気分だろう・・・)



〔★出し抜かれた気分だろう★〕



「バラさん、今日は出勤だよな?」

「今日からだな。」

「休み明けでお仕事って大へーん♪」

「しっかり働け、国家の犬が。」

「わははははは!」



なじみの刑事の反応を想像して、笑い飛ばす俺達。

我ながら、ゆがんだ性格をしてると思いながら聞いた。



「そういや・・・Xとか呼ばれるタフな奴がいたけど、どうなってる?」



攻撃しても攻撃しても、向かってきた男のことを尋ねる。



「ああ、皇助の一撃で片付かなかった奴か?」

「そうそう、皇助が連打した奴。」



(うちの暴れん坊魔王が、一発で倒せなかった相手・・・。)



つまり、普通の人間じゃないということ。

その存在は無視できない。



〔★皇助が判断基準だった★〕



「調べてるよな?」

「無論だ。」



答えたのはうちの情報通の伊織。



「まだ調査中だが、わかり次第、報告する。」

「頼むぜ。」



それでひとまず、話は終わった。



(今回もなかなか修羅場だったが・・・鈴音ミク=俺ってバレなかったのが一番だな。)



誰だと聞かれた時はビビったが、俺の女装ってハイレベルなんだな。

いや、この場合、ハイスペックはモニカの方か?

俺をマジもんの女に化けさせたんだ。

女子力高いぜ。



〔★瑞希の素質もあってこそだ★〕