「警察はどうしてる?」
「被害者の少女はもちろん、現行犯だったのでうまくパクれたらしい。バラさんが手を焼いた客共も逮捕出来たようだ。」
「ちゃんと仕事してるらしいぜ。」
「バラさん怒ってるらしいけどぉ~」
「わはははは!逮捕の手助けしてやったのにかぁ~」
「自分のいないところで解決されたらムカつくだろう。」
そう、あの事件の時、バラさんはいなかった。
「鉢合わせすると面倒だから、バラさんが休みの日にしたからな・・・。」
「「「「そうそう。」」」」
(自分が非番の日に、MESSIAHがお縄になるってどんな気分だろう・・・)
〔★出し抜かれた気分だろう★〕
「バラさん、今日は出勤だよな?」
「今日からだな。」
「休み明けでお仕事って大へーん♪」
「しっかり働け、国家の犬が。」
「わははははは!」
なじみの刑事の反応を想像して、笑い飛ばす俺達。
我ながら、ゆがんだ性格をしてると思いながら聞いた。
「そういや・・・Xとか呼ばれるタフな奴がいたけど、どうなってる?」
攻撃しても攻撃しても、向かってきた男のことを尋ねる。
「ああ、皇助の一撃で片付かなかった奴か?」
「そうそう、皇助が連打した奴。」
(うちの暴れん坊魔王が、一発で倒せなかった相手・・・。)
つまり、普通の人間じゃないということ。
その存在は無視できない。
〔★皇助が判断基準だった★〕
「調べてるよな?」
「無論だ。」
答えたのはうちの情報通の伊織。
「まだ調査中だが、わかり次第、報告する。」
「頼むぜ。」
それでひとまず、話は終わった。
(今回もなかなか修羅場だったが・・・鈴音ミク=俺ってバレなかったのが一番だな。)
誰だと聞かれた時はビビったが、俺の女装ってハイレベルなんだな。
いや、この場合、ハイスペックはモニカの方か?
俺をマジもんの女に化けさせたんだ。
女子力高いぜ。
〔★瑞希の素質もあってこそだ★〕


