彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)




「よかった・・!瑞希お兄ちゃんが、年下を嫌いじゃなくて本当によかったです!」

「うははは!念のため、確認はしとこうで~?真田瑞希はんの時に、年のことを聞くんやで~!?」

「おかしいと思ったんですよね~硬派であるお兄ちゃんが、恋バナを振ってくるとか!うふふふ!」

「うははは!せやから、確認はしときーや!わかっとるか!?」

「バリスタ目指して頑張ってる人が、他の女に現を抜かすはずないもんね!そうならないように、僕もしっかり応援します!」

「うはっはっはっ!・・・・自分、瑞希はんに確かめるのが怖いから聞く気ないやろ?応援という名の元、ブラコンの弟って立場を利用して、瑞希はんに近づこうとする女共を排除する気やろう・・・?」

「ヤマト・・・何か望みはありますか・・・?」

「うははは!懐かしいな~その言い回し!出会った頃を思い出すで!」

「貴様の望みは何だ、五十嵐ヤマト・・・!?」

「凛の恋愛が成功するように、これからも手ぇ貸したるから・・・・怖いことするのはやめとき?」

「ヤマト!?」

「わしの望みは、親友の願いが叶うこと!それじゃあかんか?」

「・・・ヤマト・・・!」



ヤマトのおかげで、私の不安は取り除かれた。

勘違いを教えてくれたばかりか、変わらぬ友情を誓ってくれた。

だからこそ、自分の子供っぽさに恥ずかしくなる。



「ごめんね、ヤマト・・・いつもありがとう・・・。」

「うははは!やめや、やめや♪もうその話はおしまいや!はよう、瑞希はんの話をしーや!それがいつもの凛やろう!?」

「そうだけど・・・」

「瑞希はん、1人で帰してよかったんかー!?1人の方が都合よかったかいな!?」

「たぶん、そうだと思う。ガス欠間近のバイクだったけど・・・・燃料がなくなる前に、烈司さんあたりと落ち合うんだと思います。」

「うはははは!ぬかりないのぉ~!」

「・・・・瑞希お兄ちゃん、大丈夫かな・・・?無事に帰れたでしょうか?」

「うははは!黒子ファイブがついとるんやから問題あるかいな!凛かて、わしがついとるから大丈夫やんか~!?」

「え!?・・・そうだね・・・!ふふふふ・・・!」

「うはははは!そうや、そうや!」

「ふふ!あはははは!」

「うっは!はっはっはっはっ!!」



親友のバイクの後ろで、好きな人への思いを巡らせながら笑う。

良い友達を持ったと思いながら、早く瑞希お兄ちゃんに会いたいと、早朝の風をあびながら思った。