「よかった・・!瑞希お兄ちゃんが、年下を嫌いじゃなくて本当によかったです!」
「うははは!念のため、確認はしとこうで~?真田瑞希はんの時に、年のことを聞くんやで~!?」
「おかしいと思ったんですよね~硬派であるお兄ちゃんが、恋バナを振ってくるとか!うふふふ!」
「うははは!せやから、確認はしときーや!わかっとるか!?」
「バリスタ目指して頑張ってる人が、他の女に現を抜かすはずないもんね!そうならないように、僕もしっかり応援します!」
「うはっはっはっ!・・・・自分、瑞希はんに確かめるのが怖いから聞く気ないやろ?応援という名の元、ブラコンの弟って立場を利用して、瑞希はんに近づこうとする女共を排除する気やろう・・・?」
「ヤマト・・・何か望みはありますか・・・?」
「うははは!懐かしいな~その言い回し!出会った頃を思い出すで!」
「貴様の望みは何だ、五十嵐ヤマト・・・!?」
「凛の恋愛が成功するように、これからも手ぇ貸したるから・・・・怖いことするのはやめとき?」
「ヤマト!?」
「わしの望みは、親友の願いが叶うこと!それじゃあかんか?」
「・・・ヤマト・・・!」
ヤマトのおかげで、私の不安は取り除かれた。
勘違いを教えてくれたばかりか、変わらぬ友情を誓ってくれた。
だからこそ、自分の子供っぽさに恥ずかしくなる。
「ごめんね、ヤマト・・・いつもありがとう・・・。」
「うははは!やめや、やめや♪もうその話はおしまいや!はよう、瑞希はんの話をしーや!それがいつもの凛やろう!?」
「そうだけど・・・」
「瑞希はん、1人で帰してよかったんかー!?1人の方が都合よかったかいな!?」
「たぶん、そうだと思う。ガス欠間近のバイクだったけど・・・・燃料がなくなる前に、烈司さんあたりと落ち合うんだと思います。」
「うはははは!ぬかりないのぉ~!」
「・・・・瑞希お兄ちゃん、大丈夫かな・・・?無事に帰れたでしょうか?」
「うははは!黒子ファイブがついとるんやから問題あるかいな!凛かて、わしがついとるから大丈夫やんか~!?」
「え!?・・・そうだね・・・!ふふふふ・・・!」
「うはははは!そうや、そうや!」
「ふふ!あはははは!」
「うっは!はっはっはっはっ!!」
親友のバイクの後ろで、好きな人への思いを巡らせながら笑う。
良い友達を持ったと思いながら、早く瑞希お兄ちゃんに会いたいと、早朝の風をあびながら思った。


