彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)




役職決めの時に、メアド交換をしたから、かかってきても不思議じゃないけど・・・



(こんな早朝から、何の用だろう?)



「もしもし?円城寺君?」

〈凛道テメー!MESSIAHとやり合ったんだと!?〉

「え!?何で知ってるんですか?ちゃんと宿題してますか?」

〈集会のためにしてんだよこの野郎!ヤンキーの情報網をなめるなよ!!〉



ヒートアップする円城寺君に、マズいと感じる。



「ごめん、円城寺君。電波が悪いから聞こえない。」

〈あんだとぉ!?〉

「あ、砂嵐が起きた~」

〈それはテレビだろう!?〉



そんなツッコミが返ってきたが、電話を切った。



〔★凛は会話を放棄した★〕



シリアスな顔でヤマトに語る。



「円城寺君・・・僕がMESSIAHともめたことを知っていました・・・」

「うはははは!それを言うなら、戦ったやろう~?」



再び携帯が鳴る。



「うははは!呼んでるでぇー!?」

「・・・。」



同じ相手だったので、見なかったことにした。



「出ぇへんのかぁー!?」

「喧嘩にしかならないのですから。そのうち飽きるでしょう。」

「うはははは!円城寺君だけに、炎上やなぁ~!」

「あはは~!さすがヤマト。上手いこと言いますね~」



鳴っては切れる携帯電話。

マナーモードにしたいけど、その隙すら与えずにかかってくるのでウザい。



「うはははは!えんなんとか君がかけてきたってことは、他のもんもかけてくるんちゃうかー!?」

「来ないですよ。宿題に追われてるはずですから。」

「うはははは!凛、画面変わったでー」

「え?」



その言葉通り、円城寺君だった表示が違う人になっていた。

反射的に画面をタッチしていた。