彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)




(・・・・・・残念、もう女装は見れないのかぁ・・・)



がっかりしながら、ミクお姉さんが走り去る方向を見ていたら。



キュォオオオオン!!



聞きなれたバイク音がした。



「うははははははは!凛、だれやー!?今の姉ちゃんは!?」

「・・・探偵さんだよ。」



ナイスタイミングで現れたヤマト。



「来てくれてありがとう、ヤマト。助かりました。」

「うははは!今回のMESSIAH撲滅作戦やと、張り込みも尾行も、わしは目立つからのぉ~!『裏方で支援』ちゅう名目で、凛の送迎する方がベストやろう~!?」

「・・・ありがとう。いつもつき合わせちゃって。」

「うははは!なにゆーてんねん!わしと凛の仲やんか!?飯でも食って帰るかー!?」

「いや、着がえだけでいいですよ。」



差し出されたヘルメットを受け取り、頭にかぶりながら聞く。



「ここに来るまで、どうだった?」

「うはははは!パトカーも白バイも忙しそうだったわー!」

「ちーちゃんが派手にやったからね・・・」

「うはははは!SNSの書き込みにも出とったでー!」

「げ?もうネットに上がってるの?」

「心配せんと、龍星軍の特服もインスタグラムに出とったでー!うははははは!」

「勘弁してくださいよ・・・ヤダなぁ。大げさにしたくないのに・・・」

「瑞希はんに怒られるからかー?隠れて活動しとったからなぁ~!」

「・・・そうですね。」



本当はバレてる。

バレてるけど・・・・



(ミクさんとして知ったことを、瑞希お兄ちゃんとしてどう私に伝えてくるかが問題よね・・・)



きっと、女探偵から聞いたと言って怒るのだろうけど・・・・



そう考えていたら携帯が鳴った。



「うははは!誰や?」



画面を見て、軽い頭痛が起きた。



「円城寺君ですね。」

「うははは!いつの間にフレンドリーになったんや?」

「そんな覚えはないんですけどね・・・」



〔★むしろ不仲だ★〕