(・・・・・・残念、もう女装は見れないのかぁ・・・)
がっかりしながら、ミクお姉さんが走り去る方向を見ていたら。
キュォオオオオン!!
聞きなれたバイク音がした。
「うははははははは!凛、だれやー!?今の姉ちゃんは!?」
「・・・探偵さんだよ。」
ナイスタイミングで現れたヤマト。
「来てくれてありがとう、ヤマト。助かりました。」
「うははは!今回のMESSIAH撲滅作戦やと、張り込みも尾行も、わしは目立つからのぉ~!『裏方で支援』ちゅう名目で、凛の送迎する方がベストやろう~!?」
「・・・ありがとう。いつもつき合わせちゃって。」
「うははは!なにゆーてんねん!わしと凛の仲やんか!?飯でも食って帰るかー!?」
「いや、着がえだけでいいですよ。」
差し出されたヘルメットを受け取り、頭にかぶりながら聞く。
「ここに来るまで、どうだった?」
「うはははは!パトカーも白バイも忙しそうだったわー!」
「ちーちゃんが派手にやったからね・・・」
「うはははは!SNSの書き込みにも出とったでー!」
「げ?もうネットに上がってるの?」
「心配せんと、龍星軍の特服もインスタグラムに出とったでー!うははははは!」
「勘弁してくださいよ・・・ヤダなぁ。大げさにしたくないのに・・・」
「瑞希はんに怒られるからかー?隠れて活動しとったからなぁ~!」
「・・・そうですね。」
本当はバレてる。
バレてるけど・・・・
(ミクさんとして知ったことを、瑞希お兄ちゃんとしてどう私に伝えてくるかが問題よね・・・)
きっと、女探偵から聞いたと言って怒るのだろうけど・・・・
そう考えていたら携帯が鳴った。
「うははは!誰や?」
画面を見て、軽い頭痛が起きた。
「円城寺君ですね。」
「うははは!いつの間にフレンドリーになったんや?」
「そんな覚えはないんですけどね・・・」
〔★むしろ不仲だ★〕


