「未成年とわかった上で、イヤらしいことしやがってよぉ~!?」
「ミクお姉さん!?」
「きっちりツケは、身体で払ってもらうぜ!?」
ポキポキと拳をならす姿がすてきだ。
「どけ馬鹿女!」
女だと思って、力に自信のありそうな人が飛びかかるけど。
「誰れが馬鹿女だコラッ!!」
ゴスッ!!
「ぐえええ!」
華麗な膝蹴りが繰り出される。
(ああ!普段はジーンズで隠れてる足を、あんなに惜しげもなく披露するなんて・・・!)
役得でしょう、これ!
目の保養になります!
ご馳走様です!
〔★凛のHPが回復した★〕
うっとりしながら見ていたら声をかけられた。
「蓮君!」
「あ、なずなちゃん!無事でしたか!?」
「う、うん!あのお姉さんが守ってくれたから・・・」
「そ、そう。」
瑞希お兄ちゃんを見ながら言うなずなちゃん。
〔★正しくはお兄さんだ★〕
「あら、可愛い子ねぇ~保護していいのかしら?」
私達のやり取りに気づいたモニカちゃんが近寄ってくる。
「あ、お願いします。できれば、この場にいる少年少女達全員を・・・」
「OK!3号に任せてねん!」
「れ、蓮君、この人は・・・?」
「味方ですので、安心してください。」
「そうよぉ~ん!」
私の言葉に続くように、手を叩きながら言うモニカちゃん。
「はーい!逃げたい子は、みんなこっちに集まって~!」
それを合図に、他の女の子達も駆け寄ってくるが・・・
「逃がすか!」
「大事な金づるを!」
邪魔しようとする半グレ達もやってくる。
これに・・・
「馬鹿者。」
バキ!
「ごは!?」
「邪魔する者は痛い目に合うぞ?」
メキ!
「ぎゃう!?」
獅子島さんと烈司さんの鉄拳が入る。
「2号さん、4号さん!」
「わははははは!2号と4号だけじゃねぇぞ!!俺様にもやらせろ~!!MESSIAHも店員もかかってこいやぁー!!」
「ひー!あんたのしてることは、襲ってるだよ!?」
「助けてくれ~!!」
「わ、私は、客で~~~~ぐふっ!!?」
「5号さん・・・・」
縦横無尽に、動きのある相手をボコボコにしていく百鬼が見えた。
降参してても関係ない。
動いていれば的にして行く。
その対象は、買い手である客も同じらしい。
どう見ても素人そうな奴らも一緒に、殴り飛ばして気絶させてた。
瑞希お兄ちゃんへの負担が減るからいいけどね。
〔★凛は瑞希が一番だ★〕


