彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)




4人の先輩の登場に敵は動揺した。



「く、黒子ファイブだと!?」

「黒木さん!噂の凛道蓮の影の軍団ですよ!」

「なに!?あれが!?特殊暗殺部隊だと!?」



(世間では、そう思われているのかぁー・・・)



敵のリアクションに、マスクの下の苦笑いが止まらない。

来ているとは思っていたけど、タイミング良く助けてくれたことに感心しながら聞いた。



「みなさん、どうしてここに?」

「凛たんこそ、人が悪いぜ?外で見張ってた俺らのところに関山をよこしてよぉ~」

「え!?何のことですか!?」

「とぼけちゃ嫌よん!」

「いえ、本当に知りません。」

「それが呼び出した者の態度か?」

「よ、呼び出したって??」

「わははははは!いうことあるなぁ凛助ぇ!?」

「よくわからないですが、ありがとうございまーす!」



なにがあったかわからないけど、なにをしたの、つなぐ!?



〔★黒子ファイブを呼んだ★〕



「ここは俺達が手を貸してやる。」

「わはははは!あれか!?手を焼いてるのは!?」

「うう~」



百鬼の言葉で思い出す。

Xと呼ばれる男の存在を。



「凛たん、なんだ、ありゃあ?」

「気をつけてください!攻撃が利かないんです!」

「ならば、5号。」

「わはははは!」



獅子島さんの声で反応する野獣。



「殴りがいのありそうな人間キタァ~~~!!」



敵を前にして盛り上げる先輩達。



「黒木さん、なんですかあいつは!?」

「黒子ファイブって言いましたが・・・」

「うるせぇ!どんな奴でも、Xには勝てない!やっちまえ、X!」

「うう~」



一方の敵も、戸惑いながらも迎え撃つ方向。



「おろかな。うちの5号を人間と思うなよ。やれ、5号!」

「わはははは!」



なんだろう、これ。

とても人間同士の戦いのやりとりとは思えない。




(リアルポケモンバトルみたい・・・)




〔★ピカチューほど、可愛くはない★〕