彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)




「そりゃあねぇーぜ!!俺、マジなんだぞ!?」

「私もマジで嫌なの。」

「つれないこと言うなよ~!何でも好きなもの買ってやるからさ~」

「あーお腹すいた。」

「何食べたい?フルーツ盛り?ケーキ?アイスクリームがいいか?」



パチンと指を鳴らせば、食べ物がどんどん机に並んでいく。



ミクお姉ちゃんすごい・・・!



(自主的にみつがせるなんて!!)



〔★女子力全開だ★〕



頼んでもないのに出てくる食べ物。



「シャンパンとワイン、どっちが良い?バーテンもいるから、好きなドリンクも作らせるぜ?」



そんなに俺の気を引きたいのかと思うとうんざりする。



(凛に、俺が真田瑞希だったバレなかったことはいいが・・・)



「とりあえず、コニャックで乾杯しようぜ?」



バカラのグラスにアルコールをそそがれ、差し出される。



「いらない。」



女としてちやほやされるのがムカつく。



「酒が飲めないのか?だったら、練習のつもりで~」

「アルコール以外が良い。」

「そ、そうか?何が飲みたい?ジュースか?ウーロン茶か?」

「ビー玉が入ってる瓶のラムネ。」

「え!?」

「ないの?」

「い、いや、用意させる!おい、ビー玉が入ってる瓶のラムネを買って来―い!」



(用意させんのかよ。)



俺の・・・ミクさんのために、部下をパシらせる半グレの親分に残念な気分になる。

凛も不安そうに俺を見ていた。可愛い奴。



「あーあ、ラムネがくるまでイチゴでも食べよぉ~と♪」

「じゃあ、俺が食べさせてやるよ~!」

「いらない。はい、坊や、あーん♪」

「え!?」

「って、そっちに食わせるの!?」



〔★自分じゃなかった★〕