彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)




「私の家、お母さんしかいないんだけど、毎回違う彼氏を連れてきて・・・何番目かの彼氏が、私にエッチなことしてきて・・・お母さんに言ってたら『親の男を取った』って殴られた。それで逃げてきたの。」

「性的虐待でしたか・・・」

「あたしは両親が共働きで、いつも家にいないんだ。友達と自由に遊べるけど、相手は門限が合る。遅くまで遊べない。親はあたしに無関心で・・・寂しくてブラブラしてたらこうなってたの。」

「親からの愛情不足ですか・・・」

「私は不満なんてなかった。普通の親だし、おじいちゃんたちも優しい。だけど、友達に家出を誘われて、付き合いで・・・遊び感覚で家出したの。一緒に家出した子がどうなったかわからないけど・・・後悔してる。」

「後悔することだけわかったんだから、よかったですよ。」

「俺は親兄弟が死んで、後継人のおじさん夫婦に引き取られたけど邪魔者扱いされたんだ。家庭内での差別は当たり前、そのくせ、俺の親が残した金も使いこまれて、喧嘩ばっかりで、居場所もなくて・・・あいつらのいない場所に行きたくて家を出たんだ。」

「それ、犯罪ですから、知り合い(獅子島さん)に頼んで、弁護士の手配をしましょう。」

「それはわかってるけど、無理―――――」

「無理を可能にする知り合い達(初代龍星軍メンバー)ですから、大丈夫♪予備部隊(現役メンバー)もいますから!自己破産はさせないし、逃がさないし、逃げる気さえなくなります。使い込みしたおじさんはもちろん、連帯責任でその嫁一族からも責任もって、ケツの毛まで抜くつもりで金を回収させますから安心してください。子供なめんなよ!?ってやつですよ~♪」

「あ・・・・ありがとう・・・・」



救いがいのある胸クソ悪い話には、制裁の誓いを立てた。



(ぶっ潰してもらうように、お願いしよう~♪)



〔★初代達へのおねだりが決定した★〕