「りゅ、龍星軍の凛道蓮、さん!?なんでうちの制服を!?まさか、転・・・・!?」
「転校なわけねぇよ、ばーか!改造制服だ!」
「カンナさん、その言い方はよくないよ。ただのコスプレですよ、佐藤さん。」
「コ、コスプレ!?」
「ごめんね、久美子ちゃん、心配かけて。」
友達へと駆け寄る涼子ちゃんに私もついて行く。
「りょ、涼子!先輩に呼び出されたんじゃなかったの!?それがどうして、凛道さんと龍星軍の人達で・・・今、何が起きてるの・・・?」
「その、実はね、久美子ちゃん・・・」
「涼子ちゃんを誘って宿題をするんです。僕と涼子ちゃんで家庭教師役をするんですが・・・あなたは人に教えるのは得意な方ですか?」
「え!?」
「凛君?」
「もし、お時間ありましたら、僕らとご一緒して頂けませんか?」
「・・・っ。」
笑顔で誘えば、無表情で首を縦に振るお友達。
よかった!涼子ちゃんの友達なら優等生だろうし、勉強もできそうだから、宿題早く進むよね~
「ありがとうございます!みんな~先生役、追加で1人ゲットしましたよぉ~!」
「さすが凛さん!」
「ウェイウェイウェイ!リンリン最高♪」
「けっ!つーか、断れねぇだろう?相手が凛道蓮なら?」
「意外と強引だな、凛君は。」
「まっ、そこが凛の良いところでもあるけどな。」
「ご、強引なのが好きなのか、カンナ!?」
「久美子ちゃんよかったの?付き合ってくれて?」
「涼子1人で行かせるわけにはいかないでしょう~~~~!?」
話がまとまったことで、移動する私達。
カオスなメンバーによる勉強会が始まった。


